認証保育所を設置したいと考えている方はぜひお読みください。手続を依頼したい方は、こちらをご覧ください。
大都市特有の多様な保育ニーズに柔軟に応えるために、東京都が独自の基準を設けて認証した保育所です。
規模が大きく駅前などに設置されるA型と、小規模で家庭的保育を行うB型の二種類があります。
この制度の特徴は、大都市の特性に着目した都独自の基準による保育所制度で、利用者と施設との直接契約方式を取り入れ、民間企業等多様な事業者の創意工夫が活かされる新しいスタイルの保育所が設置できるという点にあります。
具体的には以下の特徴が挙げられます。
認証保育所の認証をうけるためには、都道府県に申請して認証をうけますが、単に申請を行うのではなく、事前に市区町村と打ち合わせを行うなど、段取りを経る必要があります。開設までの流れは以下のとおりです。
1 | 事業者と区市町村で定員等の実施内容及び予定地等の事前打合せ |
2 | 事業者から都へ申請書提出及びヒアリング |
3 | 2の申請書の写しを区市町村に送付 |
4 | 都で書類審査・現地調査 |
5 | 都は事業者からの申請内容について区市町村に意見照会 |
6 | 区市町村から都へ意見書送付 |
7 | 都で認証保育所審査会を開催 |
8 | 7で適正と認められた保育所について都が認証 |
9 | 8で認証された保育所について区市町村から補助金交付 |
10 | 都から区市町村へ補助金交付 |
11 | 開設(申請日から概ね半年後くらい) |
1 | 目的 | 大都市の特性・独自の基準設定・駅前保育所・保育を必要とする人に | ||
2 | 設置主体 | 1.A型 民間事業者等 | 2.B型 個人 | |
3 | 対象児童 | 1.A型 0〜5歳 | 2.B型 0〜2歳 | |
4 | 規模 | 1.A型 20〜120名 | 2.B型 6〜29名 | |
5 | 施設基準 | 認可保育所に準じた基準とする。 | ||
1 | 面積 0・1歳児 | 1.A型 3.3m2(2.5m2まで弾力化) | 2.B型 2.3m2 | |
2 | 屋外遊戯場 | 1.A型設置(付近の代替場所でも可) | 2.B型 特に規定せず | |
3 | 調理室 | 1.A型 必置 | 2.B型 必置 | |
4 | 便所 | 1.A型 必置 | 2.B型 必置 | |
5 | 2階以上施設 | 防火区画・二方向避難確保 | ||
6 | 職員 | |||
1 | 保育従事職員 | 認可保育所と同様の配置基準とする。ただし、正規職員(保育士)は6割以上とする。 | ||
2 | 施設長 | 児童福祉施設等の勤務経験を有し、かつ保育士資格を有する者 | ||
7 | 開所時間 | 13時間の開所を基本とする | ||
8 | 保育料 | 料金は自由設定(ただし国の徴収基準額を上限とする) | ||
9 | 情報提供 | 保育所についての認証内容などを掲示する。 | ||
10 | 指導 | |||
1 | 都 | 運営指導マニュアル作成・報告徴収・情報公開 | ||
2 | 区市町村 | 指導・都への報告・情報公開 | ||
11 | 補助金 | |||
1 | 運営費 | 運営に要する経費(基準額)の1/2ずつを都と区市町村が補助する。補助対象契約児童数×年齢別補助単価 | ||
2 | 開設準備 | A型を駅前に開設する場合、改修経費を都と区市町村が一部補助する |